継承時のボーナス加算はされる?
4月に発生する継承によるステータスの増加値はボーナスの対象外です。
どのウマ娘を育成していても、各因子による増加量は一定です。
継承例から逆算するボーナスの有無
継承の例を挙げて継承因子と継承結果から逆算してボーナスの有無について証明します。
継承状況
例えばカレンチャンのボーナスは次のとおり、スピードに+10%とスタミナに+20%の成長ボーナスが設定されています。
今回の例では2年目の4月に次の青因子を継承しました。
青以外のステータスに関わる因子は継承していない状況です。
ステータス | 継承した因子 |
---|---|
スピード | 因子数2 |
スタミナ | 因子数2 |
パワー | 因子数1 |
根性 | なし 因子数0 |
賢さ | 因子数1 |
ここで重要なのは★の数より因子自体の数です。
★の数はあくまで継承するパラメータが高くなる確率を示しています。
継承結果
継承結果は次のとおりとなりました。
ステータス | 上昇値 |
---|---|
スピード | +47 |
スタミナ | +47 |
パワー | +19 |
根性 | +0 |
賢さ | +1 |
結果を逆算して詳しく見る
青因子の継承による上昇値は次の式で算出されます。
3×n+1 (nは0から9でランダム)
算出は因子ごとに行われて、★の数が高いほどnが大きくなる可能性が高くなります。
今回の逆算には★の数は影響しないため、ステータスに対する因子の数で考えます。
例えばスタミナの場合は★3と★1で合計2つで併せて次の式になります。
3×n+1 (nは0から9でランダム) + 3×n+1 (nは0から9でランダム)
下記はまとめた結果です。
3×n+2 (nは0から18でランダム)
つまり、上昇量は2~56の値を間隔3でとりうることになります。
結果例から、各ステータスの上昇量を逆算しますとnはどちらも15と推定できます。
ステータス | 上昇量 | 因子の数 (★の数関係なし) | 推定されたn |
---|---|---|---|
スピード | +47 | 2 | 15 |
スタミナ | +47 | 2 | 15 |
パワー | +19 | 1 | 6 |
根性 | +0 | 0 | - |
賢さ | +1 | 1 | 1 |
ボーナスは影響あるのか?
ここで、スピードについてボーナスの有無を確認するためnを12~15の計算結果と仮にボーナスが入った場合の値を示します。
ウマ娘の計算は基本的に小数点を切り捨てて算出される傾向にあるため、今回のボーナス影響値も同様に小数点を切り捨てて行います。
今回の例のカレンチャンには+20%のボーナスがあり、その値を適用しています。
n | ボーナスなし上昇量 | ボーナス値 | ボーナスありとした上昇量 |
---|---|---|---|
12 | +38 | +3 | +41 |
13 | +41 | +4 | +45 |
14 | +44 | +4 | +48 |
15 | +47 | +4 | +51 |
ボーナスありとした場合、どの条件のnでもゲーム画面で出力された+47の値を満たすものはありません。
よって、因子の継承によるボーナスの適用はありません。
ボーナスが継承しないことは分かった、じゃぁどうすればいい?
成長率ボーナスが継承に影響しないことから、青因子について次の2つのことが言えます。
- 成長率ボーナスと同じ青因子を避ける
- サポートカードが手薄なトレーニングの青因子を入れる
どちらの理由も、対象となっているトレーニングの効率が良いため、わざわざ均一上昇の青因子で上乗せする必要性が薄いためです。
トレーニング効果が薄くなっているステータスを青因子で補給して、その分を効果が高いトレーニングにまわすと最終ステータスが高くなる見込みがあります。
例としてスピードの育成が得意な環境でスピード因子を6つ持っているとすると最大でスピードが168上昇します。
しかし、これは多人数で友情トレーニング(ボーナス付き)を発動すると数ターンで挽回できる可能性があります。
青因子の対象は、デッキで固めている得意トレーニングや育成ウマ娘のボーナス対象は避けて、トレーニングで上げにくいステータスにするべきです。