スキル「ポジションセンス」の効果は一見すると良いコースが取れて、レース展開が有利になるスキルに見えます。
しかし、実際のスキル効果は後発が使うと馬郡に埋もれやすくなるため、使う際には作戦や前後の展開で発動するスキルに注意が必要です。
スキル「ポジションセンス」の概要
まずはポジションセンスについておさらいしましょう。
ポジションセンスが発動すると「コース取りが少しうまくなる」効果があります。
具体的には左右のレーン移動の速度が上がり、積極的に好位置のレーンをとりに行きやすくなります。
ポジションセンスによる実質的な効果
理想的なコース取り
コース取りは内側であるほど走る距離が短くなり、スタミナ現象も抑えられます。
よって、内側をとれるチャンスがあれば内側をとろうとする傾向があり、ポジションセンスによってそのチャンスが広くなります。
デメリット
一見、内側をとれることはメリットのように見えますが必ずしもレースで有利になるとは言えず、敗因になるケースがあります。
そのケースとは、内側をとった後に他のウマ娘に囲まれてしまうレース展開となるパターンです。
前にも横にも移動できるスペースがないため抜け出すことができなければ、いくらスタミナが節約できていてもそのまま順位が上がらずにレースが終わってしまいます。
なぜ囲まれやすくなるのか?
特に作戦が「先行」や「差し」の場合はポジションセンスによって囲まれやすくなります。
原因は序盤で先頭でも最後尾でもない位置で走っていて、少しでもチャンスがあれば内側にねじ込もうとします。
図はポジションセンスが発動したエルコンドルパサーが内側を走る1位と4位の間に入ろうとしているところで、その後2位に横をブロックされています。
むりにねじ込むときにはポジションセンスが発動していて入りやすいのですが、効果が切れた後は横移動がしにくくなり脱出ができなくなるケースが多く囲まれやすくなります。
ポジションセンスはとらないべき?
先行・差し
前述のとおり、先行と差しは集団の中を走るためポジションセンスにより囲まれてしまいます。
よって、先行と差しでの取得はマイナスといえます。
追い込み
序盤は後ろをとるのが追い込みのスタイルですので、囲まれる確率は少ないです。
しかし、ポジションセンスがなくても内側を走るチャンスは多く、スキルによるメリットが小さいためあえてとる必要はないでしょう。
逃げ
逃げは先頭をとりに行くため、内側を狙うメリットは大きいと言えます。
しかし出遅れてしまうと先頭が取れず、その後ポジションセンスが発動すると他の逃げウマ娘の真後ろにつくことになるため、マイナスの作用となります。
「逃げ」でポジションセンスを避ける場合は、出遅れないように「コンセントレーション」や序盤に抜け出せるパワーかスキルを揃えておきましょう。
まとめ
現状の「ポジションセンス」は多くのウマ娘にとって地雷スキルで取得をおススメできません。
内側をいちはやくとるメリットはあるため、作戦が「逃げ」ならばスタートダッシュをサポートするスキルと併せることで活用の目はまだあります。